たたみのある暮らし

人と自然にやさしく、日本の気候・風土に適した畳。その特長やお手入れ方法などをご紹介します。

畳の特長

畳は日本独自の伝統文化として時を超えて愛されてきました。自然の恵みと伝統の技で日本の気候、風土に最も適した生活空間を創造し続けています。素足の心地よさ、横に寝転がる安心感、やすらぎを与える独特の香り。畳はくつろぎの空間、和の心を演出します。
1. 日本の風土に合った構造
畳の優れた吸放出性が夏は涼しく、冬は暖かい効果を生み出します。湿気を吸収し、乾燥すると放出する働きが日本の気候にマッチしています。
2. やすらぎを与える香り
畳表で使用する「い草」の香りには鎮静効果があります。心地良い香りで、自然に呼吸が深くなり心身ともにリラックスでき、リラクゼーションの効果があります。また「い草」には人体に悪影響を及ぼす二酸化チッ素を吸収し、空気をきれいにする効果もあります。
3. 肌で触れ合う心地よさ
「い草」の断面はヘチマのようにスポンジ状の構造をしており、中身は空気をたくわえています。この空気が程よいクッション性を生み出し、心地よい弾力性を生み出します。人間の皮膚に近い自然色も相乗効果をともない、安らぎの感触と視覚を与えています。
4. 吸音性がくつろぎを演出
「い草」に含まれる空気は足音などの振動音を吸収します。視覚的な落ち着きと吸音性が静けさを与え、くつろぎの空間を生み出します。